全プレイヤーが待ち望んだ『ELDEN RING』の大型拡張DLCだが、率直に言って「このボリュームと密度で追加コンテンツ?」と頭を抱えるしかない。本編すら圧倒的だったのに、影の地での冒険は探索するたびに未知の絶景と理不尽なまでの強敵が襲いかかってくる。これぞフロム・ソフトウェアというべき、プレイヤーの好奇心を暴力的なまでのゲーム体験で殴りつけてくる感覚、久々に味わったよ。

特筆すべきはマップの立体構造だ。垂直方向の広がりがとんでもなくて、上を見上げても下を見下ろしても「あそこには何があるんだ?」というワクワクが止まらない。これまでのオープンワールドゲーでは味わえなかった、未知の領域を切り拓く開拓者としての没入感が凄い。そしてボス戦。初見で心が折れそうな絶望感から、何度も死んでパターンを覚え、最終的に勝利した瞬間のドーパミン分泌量が異常。あの「勝った!」と叫びたくなる瞬間のために、俺たちは何百回でも死ねるんだと再確認させられた。

単なる難易度自慢ではなく、武器の戦技や霊灰による強化のバランスが絶妙で、自分なりの攻略法を見つけた時の快感が凄まじい。2年経った今遊んでも、このゲームの持つ手触りは他の追随を許していない。まさに歴史に残る名作の、さらにその先を見せられた気分だ。まだプレイしていない奴がいるなら、今すぐ影の地に足を踏み入れるべき。一生語り継がれるゲーム体験がそこにある。